自分が介護ロボットに介護される未来は来るのか?

 急性期病院、回復期リハビリ病院と過ごしてきて、病院のなかでも多くの外国人の看護師、介護士、掃除人、などが働いている。病院で働く外国人はなぜかフィリピンの人が多い気がする。看護師はどちらも明らかに人手不足で過重労働だ。これらの外国人の手助けがなければとてもじゃないが看護も介護も回らないだろう、

しかし現在はまだ日本はなんだかんだ言ってもGDP3位かな。もうすぐドイツに抜かれて4位というくらい。たとえばフィリピンから日本に来て働く経済的メリットはあるだろう。

とはいえ、フィリピンは人口構成が若くて日本よりはるかに経済発展の速度は速い。魅力的な働き場所もどんどん増えていくだろうし、給料もどんどん上がっていくだろう。10年、20年というスパンで見たときに、日本が外国人労働者を引き付ける魅力を維持できるかどうか、疑問だと思う。

それに対して、日本ではこれから高齢化はどんどん進むし、少子化も進むし、労働人口はどんどん減っていく。全員が70歳、80歳まで働くようにしていても、若い労働力とはちがって、第二の労働人生で看護師や介護の仕事にすぐに適応できるものだろうか。

ということで、介護や看護の現場では、ロボットの導入は待ったなしなのかなと思うが、ネットで見る限りではまだまだ現場で即戦力になりそうなレベルではなさそうだ。10年、20年は開発、生産にかかるだろうし、それも楽観的な予測のような気がする。

それらの開発や生産は日本で行われるだろうか?ロボットの必要性では日本が世界の中でも最前線に立っているので介護ロボットの開発が話題になってはいる。

だけれどもこれらのロボットは基本的なロボット技術、AI技術などの応用編だろう。残念ながら日本はこれらのロボット技術やAI技術などの分野でその開発力は外国に後れを取っているように見える。もし介護ロボットの開発生産が外国で行われるならば、その購入費や費用はすべて外国に払われることになり、日本の中で経済が回るのではなく、日本からお金が流出する。バブル期に白物家電や自動車を海外に売りまくってため込んだ日本の富はどんどん流出していくだろうが、どこまで持つものか。日本の社会は介護ロボットを導入することができるだけのお金をどこかからか用立てることができるのか。。


もちろん、お金を持っている人は持ってるので、海外の最先端の介護ロボットをそろえて、高い入居費用で最先端の介護を提供する施設はきっとできるだろうから、まったく導入されないということはないだろうが、、おそらくそのような施設は超高額。

結局、そのような施設に入所できるのは人口の1~2%、それらの人には介護ロボットに介護される未来が訪れる、残り大部分は現在の病院や介護施設の状況、方法のまま、介護される入所者の年齢も、介護する介助者(人間)の年齢もどちらもともに高齢化して超老老介護状態になっているのではないか。


まあ結局は持てる者と持たざる者とがいるのは世の常。いまと大差なしと言えば大差なしか。未来はまだらにやってくる。スマートホームでスマホと声で家電を操作している人もいれば、古民家に暮らし障子を張り替えてる人もいる。どちらも同じ現代のそれぞれのウェイオブライフだ。

どれが幸せな未来なのかなんとも言えないが、自分の遺伝子に特化したオーダーメイド医療を受けながら、介護ロボットに介護されて超長寿を謳歌する未来を生きる人もいれば、あえて昔ながらの生活を選んで昔ながらの老後を生きる人もいるだろうし、大多数は選択の余地もなく昔ながらの老後を過ごすのだろう。

自分が介護ロボットに介護されてる殿上人を羨ましく指をくわえて見てるだけ~の未来まで生きてることができるのかどうか。オッズはかなり低そうだなと。


80㎏の患者も楽々と


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