「きみはあの座薬の非人道的苦痛を知っているのか?味わったことあるのか??」と言いたくもなる気持ちもよくわかる。

 あまり他の患者さんのことに触れるべきではないかもしれないが、ほんの少しだけ。
自分の同室の患者さんが、「座薬をやってからお腹、お尻がムカムカする、ちょっと今は食事は食べたくない!」看護師さん「そんなこと言わずに食べてくださいよ~、とりあえず見るだけ見てみて食べるものだけ食べてみて、フルーツ好きなんですよね、フルーツだけ食べてみら?」「いや、今は無理、食べたくない!また便がでなくて座薬になったら嫌だ!」と食べて、食べたくない、食べて、食べたくない、と押し問答。

この患者さんの今は食べ物見たくもない、もう二度と座薬は御免だ。という気持ちは痛いほどわかる。たぶん、そんなこと言ってはいけないと自制してるのだと思うが、きっと、「きみはこの座薬の非人道的苦痛を知ってるの、わかってるの??と言いたかったのではないだろうか。医療関係者に向かって、あなた自分でこの手術受けたことあるのか?どんだけ痛いかわかってるのか?なんて禁句だろうしだめだろう。手術するのに必要なのは治療に対する正しい知識であって、自分で治療を受けた苦しみの体験。、ではないのである。

ではないけども、わかってもらえないけどわかってもらいたいのである。若い看護師さん、たぶん健康だろうから、これまで座薬で便を出したことないんだろう、この患者さんの訴えがが全く理解できないんだろうなと。何をそこまで大げさな、便が出ないと困るのは自分なんだし食事とれなくてあとからひもじい思いをするのはあなた自身ですよ、だからそんなききわけのないこといわずに座薬くらいは我慢しなきゃだめですよ~、と思ってるか、思ってないのかわからない。素直で明るい優しい看護師さんだから、そんな上から目線で考えていないだろう。けどどうか座薬がほんとにいやだ辛いという気持ちにもうちょっと同情と憐みが欲しいのである。
患者さんの身としては、お腹の中でにゅるにゅるとなんか得体のしれないものが入ってきて、ガスをぷしゅぷしゅとまき散らして発泡し、身体の内側が鳥肌立ちがぞわぞわし、出そうな何かを我慢しているような出してしまいたいような、いや出ないように抑え込みたいような、身体全体を肛門を中心にのたうち回りたい、でも動くと漏れそうで苦しい、あの非人道的な苦しみをわかってほしい、わかってもなんともならないのはわかるけども、このお腹の気持ち悪さをなんとかしてほしい、いやほっといて欲しい、いやもうどうすればいいのかわからない、なんとかして~。という気持ちなのが良くわかる。ほんとに座薬体験は体験者にしかわからないのである。もしかしたら人によって感じ方は異なるかもしれないが。

脳出血には排便時にキバるのは時に命取りだ。便をきばると血圧が上がっると、脳卒中、脳出血の再発の危険がある。再発は即重大な結果をまねく、排便も命がけである。命がかかっているから座薬の苦悩に耐えるのである。

自分の場合は急性期に二度ほど座薬のお世話になった。正直、あの苦しみ、気持ち悪さは二度と味わいたくない。まあどうしてもやらねば命が危ないとなればやるしかないのだけども。

自分の場合、今は緩下薬、便を柔らかくする薬をもらって、それでなんとか

毎日の便通が確保できている。注射の痛さは我慢ができる。例えば麻酔なしで腕を切開手術なんかされてもなんとか我慢できてしまうかもしれない。でも座薬の苦しみにはどう耐えればよいのかよくわからない。できれば座薬は勘弁だ。


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