視野欠損の範囲が事前に想定してたよりはるかに大きい。。

朝、複視の自主リハのついでに、自分の視野欠損について、1時間以上の時間をかけて詳しく調べてみた。自分で今まで想定していたよりも欠損が大きいことがわかってショック。。視野欠損自体はは自然回復したりリハビリで回復する障害ではないので、これだけ欠損が大きいと、たとえ複視が回復しても自動車の運転は無理だな~。残念。あれだけ派手に出血していたのだからしゃあない。


調べ方としては、ベッド横のカーテンに目線を固定する印として洗濯ばさみをつけ、眼球トレーナーの一つを使い、目線を固定したままでペットボトルのキャップをちらちら動かしてみて、どの場所で見え無いのか、どの場所で見えるのかを調べていった。
図の★印が目線を固定した視野の中心点、外枠の丸みを帯びた長方形が視野の範囲である。
斜線で黒く塗りつぶした部分がペットボトルのキャップが見えない視野が欠損している範囲である。
いや~、みごとに左下半分、1/4の範囲が見えていない。人間の脳の働きというか視覚の仕組みというか、不思議なもので、この欠損した部分は目からの情報が入ってきてないわけではあるが、自分として真っ暗に見えたり灰色に見えたりとかしているわけではなく、“ちゃんと”カーテンがそこに広がっているように見える。実際には情報がないのに、見えている部分の情報から、「この部分にはカーテンが広がっているはず」と脳が予想して、見えているカーテンのテクスチャー、模様でこの部分を自動で補完しているというわけだ。なので、通常はこの部分の情報がないことは自覚されず、見えていないことすら自覚がない。
なので、自分では視野欠損がどれだけあるのかは非常にわかりにくいのである。さらには普通は目線を一か所に固定したままということはほとんどありえない状況で、普段は目玉を動かしたり、顔、頭を振ったり向きを変えたりしたりして、補完も実際に近い情報をいろいろ得ながら行われているので、今回の検査のように目線を固定したままで情報補完するよりはずっと正確に視野が補完されているわけだ。

そんなこんなで、実際に自分の視野のどこで欠損が生じているのかは非常に自覚しにくいのだ。検査しない限り、普段は、見えてないことが見えてない、という状態。いやはや脳って不思議だ。
この欠損の範囲と見えている範囲の境目では、カーテンの生地の隙間から、急にペットボトルがマジックのように現れる、ということが起こる。自分だけが愉しむことができるセルフマジックのようなものだ。いやはや脳って不思議だ。。

というわけで、今回、複眼トレーナーを用いて、かなり正確に欠損範囲がわかってよかった。これからの生活に役立てていきたい。

欠損範囲が、目線の固定位置のほんとにすぐ真下まで接近していることには驚いた。とくに左側はもう目線の真ん中に割り込んでくるくらいまで見えてない。これでは真っすぐ前を見て歩いても、左下の情報はほとんど見えていないということだ。ほぼ正面も見えていないし、左の地面、路面の情報もほぼ見えていない。意識的に少し左下を見ながら歩いた方が安全情報を多く取り入れながら歩くことができるのかもしれない。サッカーの司令塔のように常に顔を振って広い範囲に目線を配りながら歩くとか、もしくはハトみたいに首をフリフリしながら歩くとか。。歩きにくいけれども。。

見えてない部分の情報は取り入れることができないので、単に「ゆっくり歩く」だけでは安全に歩くことはできない。目線をきょろきょろ、特に意識的に左下をさっさっと、ちらっちらっと確認しながら歩くことが自分にとっては大切だろう。


またこの視野が欠損した部分は情報がないので、この範囲に注意を向けることはできていないはずだ。なので、この範囲で異変がおこったとしても、おや?何だろう?とそもそもの注意喚起が発生することもない。とはいえ、これも自分から目線を動かしさえすれば異変に気付くわけである、が、なにも異変がなければそもそも目線を動かす動機が生じないわけで。。卵が先かニワトリが先か、的な問題だ。安全に道を歩くためには、自分から意識的に周囲を警戒してサーチし続けなければならない、ぼやッとせずに常に警戒をおこたらず、まさに「男子外にいずれば七人の敵あり」、を座右の銘とせざるをえまい。。

さらには盲視といって視覚野が欠損していても、網膜が損傷を受けていない場合、意識的には見えていないのに、条件反射的には反応できる、という現象もある。自分の場合もこの網膜から上丘とか側膝状体を経由して情報が処理されるという条件反射の仕組みはたぶん損傷受けていないので、例えば左下から石が飛んできたりしたら条件反射的にふっと頭をすくめて避ける、とかいうことはできちゃうのである。たぶん道路で左から自転車が急に飛び出して来たらびくっと条件反射で避けたり身を固くしたり、てぶつかるのに備えた動きはできちゃうはずなのである。ただ急に飛び出してくるのでなくてゆっくりと左側を自転車がすり抜けていったりすると、左側の視野欠損によって逆にまったく気づかずにぶつかってしまうという可能性がある。

いやはや脳って不思議。。。


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